このレビューはネタバレを含みます
ショーンペンのいつ爆発するかわからない危うさは流石。嫌いなタイプの登場人物だけど。彼に対する怒りがすごい。
でも最後のイチャイチャのセリフで少しだけ彼にも感情移入できるというか。
ケビンベーコンも、子供の頃のあれがあったから警察官になったんじゃないのか。とはいえ彼も家庭の不和を抱えていて、聖人、スーパーヒーローには成りきれなかった。
そして、ティムロビンス、、、
彼のことを想うと切なすぎる。
過去のトラウマがいかに苦しみを与えてくるか。
ただ救って欲しかった、救ってあげたかった。
古代から連綿と流れる悲劇の系譜。
もっと話し合えたら。
もっと信用できたら。
もっと素直になれたら。
もっと早く真相に辿り着けたら。
いつか必ず、ふと思い出してしまう、現代の名作悲劇。