めあ

ミスティック・リバーのめあのネタバレレビュー・内容・結末

ミスティック・リバー(2003年製作の映画)
4.0

このレビューはネタバレを含みます

ショーン・ペン、ケヴィン・ベーコン、ティム・ロビンスの演技が素晴らしく、真に迫る芝居で、緊張感のある130分間でした。
複雑に絡み合った糸を丁寧に解きほぐしていく過程で、三者三様の悲哀が描かれ、重厚なサスペンス映画という印象です。
他の方のレビューにも散見される通り、物語は粛々と進んでいきます。けれど決して、味気がないだとか感情移入できないだとか、そんな不足は感じないのです。淡々としているのに重くて、やるせない。
メインのケイティー殺しと、デイヴが犯した殺人の二つが同日同時間帯に発生したことにより、推理が一筋縄ではいかなくなるというプロットが秀逸で、最後の最後まで犯人に辿り着けませんでした。ハリス家に送金していた人物の正体も同じく。ミステリーとしても、ヒューマンドラマとしても、とっても面白かったです。
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