Kojo

ミスティック・リバーのKojoのネタバレレビュー・内容・結末

ミスティック・リバー(2003年製作の映画)
4.0

このレビューはネタバレを含みます

車に乗せられ連れて行かれるデイブ少年を、追いかけたりせず、慌てふためく様子もなく、「何もしない」という表現が正しいのかな...ただただ立ち尽くし静観していたジミーとショーン。

大人になっても再び同じ構図が出来上がるなんてね。
デイブの苦しみに目を背け続け、昔の事件も、デイブという存在すらも無かったかのような振る舞いをする2人にはなかなかゾッとしてしまった。

一度社会の軌道から外れてしまった人は二度と復帰出来ない、というメッセージ性を強く受け取ってしまって大変胸糞が悪いですが、
殺した人の息子に娘を殺されたジミーが「切っても切れない連鎖」から解放されない事に気づいてしまう苦しみと、ある意味吹っ切れた様子で家族を守る事を誓うシーンは凄く良いなと思った。
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