運命のいたずらにかき乱される幼なじみ3人を中心に描いたズーンとくる作品。無惨に殺された娘の犯人を追うサスペンスです。全編に渡り、切なく物悲しい雰囲気に覆われていました。正義なき不条理な現実をイーストウッド監督が巧みに描いています。
アカデミー主演男優賞を獲ったショーン・ペンと助演男優賞のティム・ロビンス。2人の演技の凄さには声も出ません。あとケヴィン・ベーコンにも何かあげて欲しかったかも。デイブ(ティム・ロビンス)の奥さま役のマーシャ・ゲイ・ハーデンもとても印象に残る演技でした。
ラストの受け止め方に答えはないと思います。この映画を観た人それぞれによって受け止め方は違う、そんな作りになっているのでしょうね。私は余韻を残す終わらせ方は好きです。