このレビューはネタバレを含みます
あの頃の僕にはもう戻れないよ
イーストウッド監督作のミステリー。犯人は誰だとなるけど、大事なのはそこじゃないやつ。イーストウッドの映画は僕みたいな語彙力不足オバケにはとにかく言語化しにくい！観終わったらあと、心の奥底にズシンとくるものを絶対落としてくるし！なんなんだよ！でも好き！設定は小学校のときだけ仲良しだった3人という絶滅なバランスです。中高も仲よかったとかなら逆にもっと感情剥き出しで咎め合うみたいな感じだったと思うんですけど、この微妙な関係性がドラマを生んでいきます。
先述しましたけど、イーストウッドの映画ってひとつひとつの描写とか、人間の関係性が絶妙なんですよね。同じ脚本であっても少しでもキャラが違ってたら成り立たない物語で、本当にこのバランスでしか成り立たない。仮にデイヴが車に乗っていなかったら、仮にジミーが強盗なんて犯してなかったらこんなことは起きない。まさにこうなることは運命だったかのような展開。
またイーストウッド監督作は必ず1人救われない人が出てきますね...
