Rena

ミスティック・リバーのRenaのネタバレレビュー・内容・結末

ミスティック・リバー(2003年製作の映画)
3.8

このレビューはネタバレを含みます

不運なデイブ、過去のトラウマからくる正義感は時に人を狂わせてしまう。

ミステリーとして、とても面白かったです!犯人がわかってからの胸糞展開が辛かったですが。脚本がすごい、クリント・イーストウッドの頭の中すごい。

デイブが車で二度連れて行かれる、あのシーンの物悲しさよ。あの太っちょ刑事と同様に、私たち観ている側も、デイブを犯人だと疑ってしまう。
直接的に殺したのはジミーでも、確信が持てず混乱したセレステの一言でジミーを夫殺しに導いてしまう恐ろしさ。最後のパレードのシーンは、デイブの子どもの未来が不安になりました。

疑心暗鬼になっても自分で手を下さないでほしかった。刑事が一刻も早く真犯人を捕まえなきゃいけない理由はたくさんあるんだろうけど、もっと早く捕まってたらと思うと胸が痛い。

デイブ役のティム・ロビンス、哀愁漂いつつ、それでいて未来を諦めかけたようなあの無気力感がショーシャンクの時と正反対で、その感じを上手く表現していて、さすがですの一言。
Rena

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