高校教師の小林桂樹は美人の奥さん若尾文子、明るく元気なラグビー青年(高1)中村勘九郎との幸せ3人家族

そんな幸せな日々はもろくも崩壊する
最近息子の様子がおかしいのは気づいていたのだが、突然の警察からの呼び出しで息子が殺人の容疑で逮捕されたことを知る
息子は犯行を自供するのだが、それが信じられない小林桂樹は真実を求めて必死に聞き込みにあたる、、、

ストーリー自体はそんなに面白くない、ちょっと美談？綺麗事でまとめてるなぁと
息子の中村勘九郎にしても、母親若尾文子にしてもいろいろ苦悩してパニクってのことなんだろうけど理解しがたい
ある意味さすがこの母にしてこの子って考えればまだw

まあ目的は若尾文子が見たかったからなので、その点では十分堪能できたので良し
この映画の若尾文子はほぼ和服姿、歳言っちゃうとアレだけどいい感じの色気と美しさ
この年代の若尾文子をもっとスクリーンで見たいところなんですが、この作品以降映画出演は途切れちゃうのが残念なところ
それにしても息子の女友達であったり、聞き込みの目撃証言とかで、綺麗な人とか34.5歳のとか確かにその通りなんだけど、変な気遣いを感じたり

東宝マークに若尾文子。本作はミステリーとしてそこそこ楽しめるが、沢島が適任だったか。製作がコマプロダクションだから決まったのだろうが、脚本はしっかりした脚本家に任すべきだった。

豪華キャストと小林桂樹の熱演でそれなりに楽しめるが、シナリオに深みが無く、役者を生かしきれず。