コリンファースのくらくらするような色気と、スカーレットヨハンソンの息を呑むほどの透明感が出会ってできた、まさに存在自体が絵画のような映画です
私が考えるこの映画のポイントは2つ。セリフの少なさと、コリンファースの手の演技。
登場人物のセリフの少なさがこの映画の静かな絵画性を生み出しています。加えて、
1番出番の多いスカヨハがまあ喋らない。抑圧されている一使用人であるグリートの自我の強さが逆説的に強調されていたように感じました。
そして、なんといってもコリンの手。指先の繊細な動きが、グリートとフェルメールの2人の間に流れている空気を神聖でどことなく色気のあるものにしているのではないでしょうか。また、その手、指は数々の傑作を生み出していると考えると余計にセクシーなものに感じられます。
グリートとフェルメールはお互い惹かれあっているのは明らかであるものの、それが完全な恋愛感情であるかと訊かれれば、私はNoだと思います。むしろ恋愛などは超えた、それ以上のものかな、と。
ちなみに精肉屋のお兄ちゃんが良い人すぎる。グリートは彼と幸せになって欲しい。
てかフェルメールがグリートにイアリングつけるところのコリンやばくない????
何あれえろすぎ無理(最後で真面目な感想を全部ぶち壊しにするスタイル)