このレビューはネタバレを含みます
詳細が不明なフェルメールの「真珠の耳飾りの少女」の背景について描いた作品。
若い頃のスカーレット・ヨハンソンが出演していますが、めちゃくちゃ可愛い。
絵画の少女役に彼女を選んだ制作陣は凄いですね…
何回も繰り返しかかる楽曲、映像のワンシーンワンシーンも本当に美しかった。
それこそ、そのまま絵に描いたら良いのに、と思うシーンばかりでしたね。
憎悪や嫉妬、嫌悪がはびこる世界の中におけるフェルメールとグリートの微妙な関係。
美しく、美術を見る才能があるグリートを、ひょっとしたらフェルメールは異性として愛していたのかも知れない。
またそうではなく、親子のような愛情だったのかも知れない。
グリートの方も、フェルメールをどう思っていたのかは最後までハッキリしません。
そのような二人の関係性を静かに、そして淡々と描く所にも、とても魅力を感じました。
もし、この絵画を今後直接目にする機会があるのであれば、本作を思い返しながら鑑賞してみたいと思います！
