このレビューはネタバレを含みます
有名なフェルメールの絵画からインスピレーションを受けて書かれた小説が原作となっている(これが史実と勘違いしてる方もおられるようだが…)。
冒頭、色鮮やかで美しい野菜の盛り付けから既に絵画の世界に入り込んだようでワクワクしたが、その後のストーリーはかなりキツいメイドの日常が繰り広げられて鬱々としてくる。
(あの母も歪んでいるが娘もかなりひどい。祖母さん頑張って〜)
ラピスラズリ、雲の色、アトリエなど、印象的なシーンも沢山あるけれど…。
一部あざとい演出が悪目立ちして、せっかくのキャスト、美術や衣装の美しさが生かし切れてないようで残念だった。
スカーレット・ヨハンソンの美をひたすら堪能しつつ、当時の世界観を体験する映画としては良く出来ているのだろう。
好き嫌いがハッキリ分かれる作品のように思う。