FREDDY

13日の金曜日PART6/ジェイソンは生きていた!のFREDDYのネタバレレビュー・内容・結末

3.1

このレビューはネタバレを含みます

極悪非道の殺人鬼ジェイソン・ボーヒーズが、クリスタル・レイクを訪れる若者たちを次々に惨殺していく人気ホラー『13日の金曜日』シリーズの第6作目である本作。まず触れたいのは、前作とは繋がりはあるものの、ジェイソンや偽ジェイソンに代わる新たな殺人鬼をトミーに仕立て上げたラストシーンはなかった事にされており、今作では落雷の影響で復活したジェイソンが再び惨劇を繰り広げ、トミーとの因縁の対決が描かれている。そして、復活したジェイソンはより強靭で不死身な殺人鬼となっており、残虐性もパワーアップ。ようやく思い描くジェイソン像そのものとなっていて、しかも前シリーズのような退屈な時間を与えさせないほどテンポ良く殺戮劇を繰り広げるので最初から最後まで目が離せない。待ち望んでいた形の『13日の金曜日』だったので、個人的には楽しめましたね。ただ、どうしても気になってしまったのは、開始20分のサバイバルゲームでの一幕。癖のあるキャラクターが見せるコメディがどうも邪魔に感じてしまって、これがのちのシーンに緩急を与えて活かされていれば納得はいったのだが、墓場でトミーが警察に拘束されただけ。過激な描写を挟んでもらいたかったですし、全体的にコメディ色が濃かったので賛否両論があってもおかしくはないかもしれませんね。それでも本作は面白い作品だとは思いますし、シリーズ作品の中では上位にくるのではないかと。007のオマージュのようなオープニングはどうかと思いましたが。
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