映画は遠い過去のはなし

宵闇せまればの映画は遠い過去のはなしのレビュー・感想・評価

宵闇せまれば(1969年製作の映画)
2.8
◎男三人、女一人、アパート一室での密室劇。
偶然から始まるガマン大会。
女の顔のアップ、皮膚から滲み出る艶やかな汗。滴り落ちる涎。
何かを期待する女となにものにも期待をしない男。
1ゲーム終えた後のnextゲーム。気持ちのぶつけどころを失った若者たちの観念的押し問答
長回しで捉えた女の涙。お約束のバイオリンの旋律

◎約40分と尺の短い作品だが、後半になるに連れてやはり実相寺らしい演出を垣間見れた作品だった。