宵闇せまればの作品情報・感想・評価

宵闇せまれば1969年製作の映画)

製作国:

上映時間:44分

ジャンル:

3.6

『宵闇せまれば』に投稿された感想・評価

大島渚と実相寺昭雄の相性の良さ。
中編でこれだけ緊張感を保てる映画はなかなかない。
お伝

お伝の感想・評価

3.5
1969年っぽい死の問いだなぁ〜脚本大島渚だし、と思ったけど「気でも狂わなけりゃ何もできないでしょ今の時代!」て言われると今も同じだな。窓からスーっと飛び降りて死にたくなった。

◎男三人、女一人、アパート一室での密室劇。
偶然から始まるガマン大会。
女の顔のアップ、皮膚から滲み出る艶やかな汗。滴り落ちる涎。
何かを期待する女となにものにも期待をしない男。
1ゲーム終えた後の…

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今の日本には無い空気感。
この勢いや圧迫感は、現代では撮れないんだろうな。
どことなく押井守の“ビューティフルドリーマー”を思い出す。
ぬっこ

ぬっこの感想・評価

4.0

遊びが本気になる瞬間を見せるの、大島渚の作品の根底にあるものである。
だからこの言葉にしっくりくるし、脚本は自分の生きた大学時代を切り出したものなのだろう。
密室とガス、このシンプルさの中に、人間模…

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いけ

いけの感想・評価

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円卓と孤を描くように動く実相寺的カメラの相似。
悪くないけど説教くさいんだよねー
すずす

すずすの感想・評価

4.0

実相寺節炸裂の逸品だ!TBSを退社し、制作会社コダイを立ち上げ、ATGで『無常』を撮るまでの間に、京都で制作した短編映画。

大島渚がテレビドラマとして書き、実現しなかった脚本に、演者には「上海バン…

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“没後10年 映画監督 大島渚”にて鑑賞。

なにこれ、この緊迫感。

大学生4人が暇潰しに、ガス栓を開いて、最後まで誰が残るかを競うゲームを始める。“シュー”って音があるだけで、あとはやりたい放題…

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ぴよ

ぴよの感想・評価

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(35mm)
映画表現としての価値には乏しいが、思考実験として有意義であり得る。しかし、メタファー以上のものではない。
優れた密室劇、ここまで閉ざされた空間でストーリーを展開させていくのは素晴らしい。だが、時々、饒舌になる登場人物たちがやや退屈だった。

大島渚が監督すればどうなっていたのだろうか。

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