ヒロ

スリーピー・ホロウのヒロのレビュー・感想・評価

スリーピー・ホロウ(1999年製作の映画)
3.8
ジョニー・デップ作品はどれも好きなんだけど、この作品は特に好きなものの1つで何回も見てしまう。でも、不思議といつも新鮮に見れるんだよね。

ゴシックホラーというジャンルになるのかな、ジョニーの作品だからっていうのも勿論だけど、この世界観というか怖いおとぎ話のようなストーリーがいいんだよねー。

首切り騎士!なんて素敵なネーミング。魔女も出てきたりして、ティム・バートン監督とジョニーのコラボ作品だから、そりゃ面白い。
この首切り騎士が短いスパンでバンバン首切りしていくんだけどね、馬に乗りながら一太刀でいくから剛腕ですわ。

この作品の私のお勧めは、おとぎ話のようなストーリーに科学を少し乗っけてくる所なんですよ。死体の検案とか科学捜査なんて取り入れていないこの時代にジョニーはそれが捜査には必要だと訴えるんですよ。これが後の法医学や科捜研に繋がっていくのかなと思うと、ちょっと感慨深いものがあって。検案や試薬を用いて調べたりしてる所も少し見れて、最初はこんな感じだったのかなーなんて思いを馳せたり出来る。

もう1つはジョニー扮する主人公のお母さんの存在。とても綺麗な女性なんだけど魔女と疑われて拷問の器具、なんでしたっけ?処女の血だっけ?
人形の棺みたいな形で中で串刺しされるやつ、あれで処刑というか殺されるんですよ。
あのお母さんの存在がとても興味深いというか秘密めいていていいんですよねー。

遜色しない作品だと思っています。
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