リズ・テイラーとウォーレン・ベイティ版「ジョンとメリー」のようなボーイミーツガールもの。夜のラスベガスのストリートをぶらつくダンサーのリズからはじまる。恋愛で傷つきたくない臆病なリズと、ギャンブル中毒のしがないラウンジピアニストのベイティ。マウントし合うもやっぱりベイティが力関係では上になってしまう。お互いが目を瞑るラストシーンがいい。

戯曲をジョージ・スティーヴンスが監督、最後の作品である。ベイティが賭博狂いで、『虹の入江』状態。リズと出会い、傷口を舐めあう中に。ラストは予想通り。だが、なぜリズなのか。コーラスガールという設定にも無理がある。

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