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ふしぎの国のアリスのyuuuumiのレビュー・感想・評価

ふしぎの国のアリス(1951年製作の映画)
4.0
ウサギの穴に入り込んだアリスがふしぎの国を訪れることになるが…。

ウサギを追いかけてふしぎの国に迷い込んだだけでも不安になりそうなのに、ビンに入った怪しい飲み物まで飲んでしまう好奇心旺盛な姿はとても頼もしい。

ふしぎの国で出会う双子のディーとダム、話をする花たち、有名な魔法を使う縞模様のチェシャ猫やトランプの兵隊など非日常感を味わえる作品として彩りを与えていた。

巨大化したり、小さくなったりを繰り返しながら様々なエピソードを聞いたり、あり得ないような出来事を体験しながらウサギを追い、帰り道を探すロードムービーのようでもあった。

特に印象に残ったのは、誕生日は一年に一回しかないけど、それ以外の日はお祭りのようだという話は、毎日を楽しく過ごすための大切な考えだと思うし、毎日誰かの誕生日なんだなと思うと毎日が素敵な日なんだなとも思う。

この作品に登場するハートの女王は、この先のディズニー作品に登場するヴィランたちの先駆けの様でもあったし、ふしぎな出来事だらけの展開でとても楽しい作品だった。
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