このレビューはネタバレを含みます
相米慎二、素晴らしい監督ですね。
小説は知っていたが、こんなに素晴らしい話だとは思わなかった。
夏って、なんだか死の匂いがするんだよな。
三國連太郎の演技が素晴らしすぎる。
ラストのファンタジーな描写も生の中に死の匂いがする気がする。
あと、子どもの頃、ある特定の時期、とてつもなく死に関心を持ったことがあるが、それは自分だけではなかったのだと改めて思った次第だ。
無性に死ぬのが怖くて、自宅の階段で深夜に泣いていた事を思い出した。
阪神・淡路大震災前の神戸、ラストに崩れてしまった家とコスモス、三國連太郎、エンドロールのZARDの曲、全てに映画的郷愁を感じた2025年、最初の火曜日でした。
夏に、また会おうな。
暑くない夏は子どもを成長期させないとの事。
暑い夏は子どもを成長させてくれるんだなぁ。