ツナ

ビートルジュースのツナのレビュー・感想・評価

ビートルジュース(1988年製作の映画)
3.6
新作が気になり初鑑賞

ビートルジュース、ビートルジュース、ビートルジュース!

ゴシックファッションに身を包んだ孤独なティーンエイジャー、リディア可愛いね。これは死者じゃなくて、リディアの物語だった。

『クルエラ』のエマ・ストーンは、一番好きな映画のキャラクターとしてリディアの名前を挙げているらしい。あの超イケてるゴス・エマ・ストーン・クルエラは、ウィノナ・ライダーのリディアのビジュを参考にしている説濃厚

生きてる人間は死んだ人間のこと
「見えない」 じゃなくて「見ない」
なぜなら異端で異質だから
だから少しだけ他と違って、孤独で周りに馴染めない自殺願望のあるリディアの心とリンクして、死者である夫婦と互いに強い繋がりを感じたんや

そして死者である彼らにもまた悩みがあり、皆苦しんでるっぽい。死んでんのにな
どうやら死後の世界もそんなに楽じゃないらしい
現世が苦しくて死後の世界に逃げたとしても苦しいまま?じゃあこの死にたいまでの孤独感や疎外感、どうすればいいんですか?
どっちにしろ苦しいなら、そういうちょっとだけ他と違って浮いてる自分も受け入れて、異質で異端な彼らと一緒に生きていけばいい。ありのままのヘンテコな姿で
そういうことでしょ

めちゃくちゃいい映画やん
なんで今まで見なかったんかなこの名作
ラストシーンのリディアの空中ダンスは共存による幸福感に満ちている(超かわいい)
まさにティム・バートンなりの人生賛歌
彼はこんなにも前からこっち側の味方で居てくれてたんやね
ツナ

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