勝沼悠

レボリューショナリー・ロード/燃え尽きるまでの勝沼悠のレビュー・感想・評価

5.0
 1950年台代のアメリカ。。郊外の「レボリューショナリー・ロード」に家を買い、外からは理想の夫婦と見られていたフランクルとエイプリル。生きがいを見いだせず苦しんでいた二人は今の生活と家を捨てパリに移住することを計画するが。。。

 主演が「タイタニック」の二人であることは相当に意図的だ。二人は幸せに暮らしましたなんて昔話のような人生はなく、結婚してからも人生は続いていく。
 普通の人生か、生きがいを求めて生きるべきか。皆が持ち続ける悩みではない。こんな悩み、むしろ持たない方が幸せだ。二人の最大の理解者が精神病患者なのが面白い。
 しかも夫婦で答えを揃えて生きていかなければならないのだ。そりゃもめるし、苦しいに決まってる。
 1950年代のアメリカを舞台に描かれてるのが興味深い。これは普遍的なテーマなのだ。見てて息苦しくなった。

 しかし、アメリカって大声で夫婦ゲンカしてもすぐに近所が気づいてくれないのね。それはそれで危ういなぁ。
勝沼悠

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