りっく

懲役太郎 まむしの兄弟のりっくのレビュー・感想・評価

懲役太郎 まむしの兄弟(1971年製作の映画)
3.1
菅原文太の代表シリーズ1作目だが、中島貞夫にしてはどうも弾けない。主演2人の掛け合いは軽妙ではあるが、出所したてで世間と価値観がずれてるという一種のカルチャーギャップコメディとしての前半部は面白みに欠ける。

2つの対立した組の狭間で躍動する兄弟という縦軸に、不幸な生い立ちの女の面倒を見るという人情話を横軸に展開していくが、安藤昇と出会い根性とは何かを刺青を入れて雨でそれを消すという演出で見せたのはスマート。
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