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13日の金曜日PART7/新しい恐怖のmatchypotterのレビュー・感想・評価

3.4
ジェイソン、シリーズが完結するまでに何人殺したんだろう。
ネットで調べれば誰か数えていそうだけど、スゴい数なんだろうな、、、今回も厚切り、いや、張り切りジェイソン。

《ご長寿の映画》Part.Ⅳ、Vol.18。
『13日の金曜日』シリーズ7作目。
前回、クリスタル湖に錘が付いた鎖に繋がれながら沈められたジェイソン。

ここまでのアイツを観てるこっちからしたら、そんなので死ぬわけないだろ、前回腐敗しまくってても雷に打たれて目バッチリで蘇るヤツだぞ、と言いたくなるが、まぁやっぱり死んでるわけもなく。

寝てたのを起こされた感じで、ジェイソン、再び。言うなれば、7度目の正直、と言うか。

しかしながら、彼を起こしたのは、、、とある“ワケあり女子”。
彼女、、、過去に色々あってそれが原因で、なんと、念動力、“サイコキネシス”が発動。

彼女のその“力”が、アイツを湖の底から呼び覚ます、、、。

わかりやすいような、色々絡み合っているような。

いつも通りの、蘇ったジェイソンが湖畔にやってきた若者達を片っ端から無作為に、、、という大筋は変わらない。
だけども、それと同じぐらい太い要素が今回ある。

精神的に病んでる彼女が見たものとして、妄想的な産物としてジェイソンが扱われるとこから始まる。

何か変な“力”を使う彼女の方がむしろ周りから阻害されたり、うまくいかない悩みを抱えている。

その傍で男女が湖畔のロッジで定番の乱痴気騒ぎに興じている。
そこに目覚めるジェイソン、いつも通り、ガンガン攻めてくる。容赦なし。

いつも通りのジェイソンの容赦なしの皆殺し気質の狂気の沙汰に、それを招いた事の発端の彼女の“力”がどう関与して、どう執着するか。

この点は、どんな結末であれ、最後まで気にはなる展開。

ジェイソン、よく一昔前の志村けんのコントとかでもチェンソー片手に暴れ回る姿が代名詞だが、実は王道は“素手”と“なた”と“刃物”。

しかし、今回は、新武器登場、“草刈り機”。あの長い柄の先端にギザギザ円盤が付いてて勢いよく回って植木を切るヤツ。

どんどん容赦なしの無双状態になっていくジェイソン。
とはいえ、毎回それなりに反撃にも遭い、傷も負うからどんどん見た目がエグいことになる。
だけども、心なしか、毎回サイズ感もデカくなってないか?

“不死身の怪力化け物”vs“サイコキネシス”、最後の戦い、これはなかなか見もの。
バトルとしてはなかなか『バイオハザード』に近くて盛り上がる。

「ジェイソンは?」
「死んだわ」

、、、次の作品があるのも知ってるからというのもあるが、残念ながら、今作でもそうは思えない。粉々にでもしないと。

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TSUTAYA DISCAS運営の映画コミュニティサイト「Discover us」にて同アカウント名でコラムニストをさせて頂くことになりました。
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別視点で色々映画について書いていこうと思います!ご興味ある方は是非お待ちしております!
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