戦車をべこべこにへし折るアクションシーンは範馬勇次郎ばりの奇天烈さで愉快爽快まっしぐら。
重力感も方向感覚もあべこべな撮影と編集で、終始振り回されっぱなし。
それにしたって、このブルースバナーは不憫すぎる!
望んでもいないのに受け継いだ遺伝子、マッドサイエンティストの父親、命を救ってもらったのにハルクを取り除こうとする彼女、その彼女の父親はハルクを忌み嫌う軍人で、逆恨みの軍事ビジネス男には執拗につきまとわれる。
怒りをぶつけるべき巨悪も現れず、できる事は世間から身を隠すことのみ。
彼を救いうる存在はただ一つ…そう…
アベンジャーズだけ!