虎舞羅ーコブラー

チョコレート・ファイターの虎舞羅ーコブラーのレビュー・感想・評価

チョコレート・ファイター(2008年製作の映画)
3.8
「マッハ!」「トム・ヤム・クン」で知られるプラッチャヤー・ピンゲーオ監督による、ムエタイアクション映画。

・あらすじ
日本ヤクザと現地マフィアが入り乱れるタイ。
ヤクザの幹部マサシと現地マフィアの女ジンは恋に落ち、やがて足を洗ったジンにゼン(“禅”)という女の子が生まれる。彼女は先天的な発達障がいを持っていたが、彼女は特別な力を持っていた。それは、「自分の目で見た体術を一瞬にして習得できる」というものだった…。

・感想など
久々のタイ映画鑑賞、中々見応えある作品に出会えました。
トニー・ジャー主演の前二作が登場するのが胸熱な、ゴリゴリのムエタイアクション!しかもCG、スタントマンなし!生々しい格闘アクション大展開!
例の如くエンドロールにNG集が流れますが、その痛々しさが…。主演のジージャーさんも相手の蹴りが目に当たり眼帯をはめるなど、危険すぎるアクション満載。ラストのビル街での立体アクション、落とされるシーンではまさかのワイヤーなし。いやいや、普通に何人か骨折してるやん…。😰
ジージャーさんの発達障がいの演技は、身近で当事者を見てきた私も納得する上手さでした。どちらかと言うとサヴァン症候群に近い発達障がいでしたね。実際に目で見た動きをコピー出来る方も見たことがあるので、現実味がありましたね。

ストーリーで評価するとあんまり…、ですが、純粋にアクションの出来栄えは高評価に値すると思います。アクション好きの方にオススメです!