Aika

地上最大のショウのAikaのレビュー・感想・評価

地上最大のショウ(1952年製作の映画)
3.8
「グレイテストショーマン」繋がりで鑑賞。
実際のバーナム一座を含むリングリング・ブラザーズ・アンド・バーナム・アンド・ベイリー・サーカス座(長い…)を使いサーカスを撮影。タイトルもバーナムの考えた宣伝文句から来てるそう。


始めに「グレイテスト〜」繋がりの話題になりますが、オスカーついに発表されましたね!
ただの映画好きの私と一部のプロが選ぶ作品は違って当たり前なのであまり気にしないんですが、歌曲賞だけは「This is me」がよかったー!!!
「リメンバーミー」は未見だし受賞したロペス夫妻の作ったミュージカルはどれも好きだけど、ここはP&Pに取って欲しかったぁぁぁ…作品自体の評価も若干関係したのかな、とにかく残念。

そんな悲しみを抱えながら作品のレビューに戻ります…

1952年の作品。CGなどない時代、当時の豪華絢爛なサーカスがそのまままるっと見れるんだからこれは貴重。
150分という長尺のなか、半分以上はサーカスシーンに割かれています。
安全ネットがない中での空中ブランコなんて怖くてまともに観てられない!
象に踏みつけられそうになったりもするし、サーカスって怖おもしろいんですね…
小さい頃観たボリショイサーカスを思い出しました。規模はこちらの方が10倍くらいすごいけど。

そしてテントの設置から解体、専用列車での大移動までご丁寧に全て見せてくれる。もうこの辺りは当時のサーカスの様子を知るためのドキュメンタリーのよう。

サーカス団の人間関係も描かれますが、さすがのどろっとさ。
でも何があっても「The Show Must Go On」の精神はエンターテイナーとしてさすがの一言。舞台が好きな私はこういうのに弱いのでラストは感動しました。
いつでもピエロメイクを落とさない道化師バトンズの存在もとてもよかったなぁ。正に顔で笑って心で泣く。ピエロの鏡。

古い作品ですが、これぞエンターテイメント!な楽しさがぎっしりでした。
Aika

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