うどん権

ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団のうどん権のレビュー・感想・評価

2.5
自分にはさっぱり合わず、本シリーズを追いかけるのをやめるきっかけになってしまった作品。

前作で闇の魔法使いヴォルデモートが復活。ダンブルドアはこれに対抗して「不死鳥の騎士団」を結成。一方でハリーも志を同じくする仲間たちと密かに「ダンブルドア軍団」を結成し、ヴォルデモートとの戦いに備えた訓練を開始した。そこでハリーは同じメンバーのチョウ・チャンと恋に落ちる。

タイトルにもなっている騎士団の印象が薄く、まずそこが期待外れ。
加えてヴォルデモートが復活した割にはハリーは恋愛に勤しんでおり、緊迫感がない。ハリーの想い人チョウ・チャンも個人的にはミスキャスト。

魔法使い同士の戦いも杖を振り回してるだけにしか見えず、地味すぎてさっぱり盛り上がらない。

シリーズ的にはどんどんダークになってきており、本作でもとある人物が退場してしまうわけだが必要性が感じられず、とりあえず作品のインパクト強化と大きいイベント作りのために無理矢理死なせたようにしか見えない。


存在感のない不死鳥の騎士団、中盤の退屈な恋愛劇、そして終盤の地味な魔法バトルと個人的にはいいことなしで、ハリー・ポッターシリーズを追いかけるのも本作で中断してしまった。
うどん権

うどん権