Ayumi

ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団のAyumiのネタバレレビュー・内容・結末

4.0

このレビューはネタバレを含みます

不死鳥の騎士団てやっぱ最高だね?ね?

今回原作読んでしばらく経ってから見て原作との違いを露骨に感じずに済んだせいもあると思うけど、それにしても映像の撮り方、演出が最高に良い。デイビッドイェーツ監督ありがとう大好き!

まぁ細かいことは置いておいて、何より素敵だったのはDAのシーンだよね!!!!!こんなに本より映像の方がいい!って思ったの初めて。本は結構DAのシーン途切れ途切れだし、本だから当たり前っちゃ当たり前だけど、セリフがあんまりない。映像のDAのシーンは、生徒たちの活気とか興奮とかがすごく伝わってきて本当に見てて楽しかった。みんなを励まして回るハリーの先生感もすごくて、本当にかっこいい…。ジニハリシッパーとしては、守護霊出したジニーに向かってハリーがFantastic Ginny!って言うのが最高に最高だった…😭❤️

DAに関してちょっと残念なのは、ガリオン金貨が出てこなかったことかなぁ。まあでも、映画にあの細かいのを出すのは難しかったとは思う。

あと映画ではジニーがマイケルコーナーと付き合ってた事実も、ディーンと付き合ってた事実もすっ飛ばされてるから、ジニハリが結構ジニハリしてるんだよね。チョウがずっとハリーのこと見てたって話をしてるシーン、ハリーチョウのキス前のシーンのジニーちゃんの表情よ…あぁぁジニーちゃん🥺🥺🥺ってなったな。

チョウとハリーの組み合わせは、ちょっと関係が複雑でなかなかうまくいかないのがポイントなんだけどそれが映画ではあんまりわかんないんだよなぁ…悔しい。チョウとハリーのキスシーン原作の描写がほんっっとに最高で大好きだからなるべくそれを再現して欲しかった…。原作通りチョウからのキスであって欲しかったし、チョウにはもっと泣いていて欲しかった。キスシーンの後のハリーロンハーマイオニーの3人の会話がちゃんと映像になってたのは本当に大拍手だったんだけど。

そしてチョウに関して言えば、映画だとDAについてアンブリッジに密告した悪者になっちゃってるのが、あまりにもかわいそうだった!!あれはチョウではなくチョウの友達のマリエッタの仕業です!!!!!チョウじゃない!!チョウを悪者にしないで!!あれ以上のキャラクターを映画で出すのが辛いのはわかる。映画だけ見たら多分こいつ誰ってなっちゃう。うん。原作でも結果的にあれでハリーがチョウと距離を置くようになるから間違ってはない。でも密告したのはチョウじゃない。ので、チョウを密告者扱いされるのは悲しかったです…。

そして今作で強烈な印象を残していったのはピンクガマガエルばばあことドローレスアンブリッジですね。あのウザさには逆に称賛を送りたい。フレジョのホグワーツさよならシーンは本当に気持ちがいいね。

そしてそして今作でどうしても触れなきゃならないのはシリウスですよね。あまりにも別れが早すぎる。ハリーとシリウスが一緒に過ごせた時間があまりにも短すぎる。ハリーといるときのシリウスも、シリウスといるときのハリーも本当に幸せそうで大好きだった。どうして死ななきゃならなかったの…。映画で、シリウスが言うセリフ全部エモエモのエモなんだよな。とくに原作にはないNice one James!が天才すぎるんだ…。シリウスはハリーに出会った頃からずっとハリーをジェームズと混同してる部分があって、それをあのたった一言のセリフで言い表してるのが本当に天才。余計苦しくもあるんだけど。

神秘部のシーンはあと、ジニーちゃんのレダクトがカッコ良かったし、ルシウスとベラが(嫌いだけど)カッコ良かったし、騎士団の登場が恐ろしくかっこよかった。

それから、ヴォルデモートに取り憑かれたハリーがヴォルデモート追い出すまでの映像の流れがさいっこうに良かった。あれは天才的。

最後に、ラストのダンブルドアとハリーのシーン。映画だとかなりあっさりだったけど、原作だと相当重要なシーンです。シリウスの死でハリーがかなり攻撃的になってるシーンでもあり、なんとあのダンブルドアが涙を流すシーンでもある。できればもうちょっと尺を取って欲しかったし、せめてダンブルドアの涙が見たかったかな…。

【原作から受け継いでくれてる小ネタ】
トンクスがトロールの足の傘立てに突っかかる
魔法省内の紙飛行機
エレベーターに乗り合わせたおじさんが生き物入った段ボール抱えてる
ネビルがミンビュラスミンブルトニア手に持って登場
ルーナ逆さに雑誌読んでる
トレローニー先生が追い出されそうになるシーンでパーバティ泣いてる
魔法省の役人の中にちゃんとパーシーがいる

【これ映画には出てこないんか】
キーパーソンとしてのクリーチャー
スネイプの記憶の中のリリー
Ayumi

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