デブチンバラ

ビートルズ/イエロー・サブマリンのデブチンバラのレビュー・感想・評価

4.0
ザ・ビートルズの映画だと知りながら、今までなんとなく遠ざけていました。その要因はこのアニメの絵のタッチがなんだか風刺画のようで、私の好みの絵と違っていたりとか、「イエロー・サブマリン」と聞くと、本家の歌よりも金沢明子が歌うこぶしが入った「イエロー・サブマリン音頭」(松本隆訳詞、大瀧詠一プロデュース)が私の耳元を騒がせていたからかもしれません。今回、二の足を踏むのはやめてようやく観てみました。ビートルズの楽曲に合わせて展開する一場面、一場面がとても芸術的でした。そして、この映画から感じたのは、戦争に対抗する愛と音楽の力です。ロシアに問題があるとしたら、それはこの国には愛と音楽が足りないからじゃないだろうかと思いました。愛の無い国には優れた音楽も優れたミュージシャンも生まれにくいのではないだろうかと。これってただ私が無知なだけかもしれないし、日本に紹介されないだけかもしれませんが。
デブチンバラ

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