粉雪

死の追跡の粉雪のレビュー・感想・評価

死の追跡(1973年製作の映画)
3.5
私事ですが、昨日はとても疲れていたんです。
普段なら、お風呂に入ってビール🍺でも飲めばホッと気が緩むのに、全然駄目で。
それなら、気分転換に明るい映画だ!とレンタルしていたミュージカルを見始めたけど、全く乗れず。

何かないかな、短くて乗れる映画、と探していたところ、録画しておいたこの西部劇。

まあ、暗いんです。辛いんです。
そしたら、乗れたんです。
不思議だけど、疲れ過ぎてる時は、暗い映画も役に立つみたい。

誰も殺さず街を守ることで有名だった保安官が、悪党どもに息子と妻を殺されます。
それから、彼は今までの信条をかなぐり捨て、復讐の鬼と化し奴らを殺すためメキシコまで追跡します。

途中で会ったメキシコの保安官も同じ悪党を追っていたけど、彼はあくまで法を守るべきだと主人公と対立。
メキシコの保安官は聞くんですね。
「ひとつ聞きたいんだが、殺されたのが他人の妻子でも、こんな風に復讐するのか?」

この保安官と主人公は、対立しながらもお互い理解し、友情が芽生えますが…。

法律とは?正義とは?家族とは?
他人に起こった事だったら?自分の事だったら?
色んな不条理が短い時間で描かれてます。

物凄い不条理を見たので、私の不条理なんかどっかに飛んで行ってしまいました😅。
粉雪

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