アキラナウェイ

ナイトメアー・ビフォア・クリスマスのアキラナウェイのレビュー・感想・評価

4.3
クリスマスケーキが12/25を過ぎて売られていても、何の魅力もなくなる様に。クリスマス映画って、12/25を過ぎると一気に旬じゃない感が醸し出されるの何でだろう。

今を逃すとまた1年、観る機会を失くしそうだったので、ようやく気になっていた「ナイトメアー・ビフォア・クリスマス」を!!

この世界観…!!
堪らなく好きだぁー!!

ここは死者の町「ハロウィン・タウン」。住人達は怖い事や人を驚かせる事が大好きで、毎年ハロウィンは大盛り上がり。だが、ジャックだけは同じ事の繰り返しにウンザリしていた。ひょんな事で「クリスマス・タウン」に迷い込んだジャックは、クリスマスの魅力に心を奪われてしまう—— 。

ティム・バートンのセンス、好き!!

不気味さと可愛さのハイブリッド。

長い手足の骸骨紳士、ジャック。
ツギハギだらけの人形、サリー。
宙を舞う幽霊犬、ゼロ。
影の支配者、袋のお化けのウギー・ブギー。
悪ガキ3人組のロック、ショック、バレル。

個性的なキャラクター達が歌って踊る。
そんなハロウィン・タウンが楽し過ぎる〜!!

めくるめくストップモーション・アニメの世界から目が離せない。

特に悪ガキ3人組がお気に入り。

電飾で飾られた煌びやかなクリスマスツリーや、白く降り積もる美しい雪化粧にすっかり魅せられた日陰者のジャックは、サンタ・クロースを捕まえて、自分なりのクリスマスを実現させようと奔走する。

終始テンポよく、ドタバタと展開する悪夢の様なクリスマス。クリスマスを台無しにしてしまったジャックの立ち直りまで早くて笑う。

文字通り、自分の身を切り、
ジャックに一途なサリーも良き。

ゴシックホラーな世界観が今の自分の気分にピッタリ。

明るいばかりがクリスマスじゃない。
ダークなクリスマスもいいじゃない。
メリー・クリスマス!!