昔どこかで読んだような絵本の世界観。
今年のハロウィンは一味違う。繰り返しハロウィンを盛り上げることに飽きたジャックは、ある日、クリスマスに心を奪われる。
自分たちなりの「クリスマス」を作り上げるべく、ジャックは奇妙で恐ろしいクリスマス計画を立てて、、
以下、ネタバレや感想を含みます。
構成の大半はミュージカルで、まるでアトラクションのようにその世界観に没入することができた。子供向けとは決して言えないくらいに不気味でビターなテイストを持つ本作は、子供の頃のナイトメアーそのものといってもいいくらい。
ストーリー全体として、あまり脈絡はなく、例えるなら絵本特有のページとページの間というのか、想像で補完する部分のようなシーンが多い印象だった。
それがテンポを良くしてるという面もあるが、深掘りして欲しかったという気持ちもあり、難しいところである。
こういう邪悪に溢れたハロウィンというのは素敵だが、本作のように楽しいクリスマスを塗り替えられるのはごめんである。