多分これ、配給A24よね、、
「哀れなるものたち」にてヨルゴス・ランティモス監督を知り、他の作品を観てみようと。
何かこちらを見透かされてるような嫌な感覚。淡々と、じりじりと恐怖の根源は生まれ、進行していく。中毒、肉体の変化。
何か変。なにか気色悪い。
以下、ネタバレを含みます。
登場人物皆んなおかしい、本質的に既にイカれてる。
警察が出てこないのもイヤ。
マーティンがずっとメタ的な立ち位置で、物語を俯瞰しているかのようなセリフにも嫌悪感。わざとらしい洒落た演技にはカリスマ性すら感じてしまう。
「フェアかは分からないけど、これが正義だから。」
彼のセリフが、この物語においては真実。
彼の全てが真実になってしまう。
ファニーゲームのようなラスト。
いや、いや、いや、いやすぎる。
だけど、この終わり方もまた正義の一つ。
マーティンはモノのようにスティーブン一家を見る。
それは、終わり方を確かめるだけの両目。