ねぎおSTOPWAR

リプリーのねぎおSTOPWARのレビュー・感想・評価

リプリー(1999年製作の映画)
4.0
1999年名作「太陽がいっぱい」のリメイクが作られます。
主人公トム・リプリー(リプレー)の名前から題名を「リプリー」にマット・デイモン主演で製作。
終わり方は全然違って原作に忠実な形。
そもそも「太陽がいっぱい」の、リプリーの企みがバレるエンドに原作者は極めて不快であったとか。
(個人的な趣味を言えば元作「太陽がいっぱい」が好き‼️)

元作では端折られていた、アメリカにおいて父親から連れ戻すように頼まれるシーンもあり。また、もう一人二人の登場人物もね。
一人はイタリアへの移動中に知り合う富豪のメレディス(ケイト・ブランシェット)と恋仲になるピーター(ジャック・ダヴェンポート)ですな。ジャックさんはパイレーツのノリントンですわ!w

なんかねー、一口に言って仕舞えば、フランスとアメリカの違いかなー。言葉にならないような感覚やを合理性で始末しようとするアメリカと、ぼやーんとさせても「美しいよねー」でね、フランスと日本の感性は理解し合える気がする。

これね、リメイクだから当たり前だとは理解しつつ、アメリカのサスペンスなんですよ。
当たり前だのクラッカーですが、いや、太陽がいっぱいとね、同じ原作からこの二作が出来上がるってスッゴくないっすか!?

マット・デイモンの、最初恥ずかしいくらいの真っ白けっけの肌からの洗練も見事だし、ジュード・ロウはわかっててもカッコええわあ‼️
金持ちの息子の品すら醸し出せる。

この見比べは楽しいなあ‼️