りりい

リプリーのりりいのネタバレレビュー・内容・結末

リプリー(1999年製作の映画)
3.0

このレビューはネタバレを含みます

恐るべき完全犯罪の話(しかし、これはバレるだろうという作り話が運良くスルーされ逃げ切った感じだ。)
 マット・デイモン演じるトムは富豪の子息になりすまし、優雅な生活を手に入れ、暴かれそうになると次々に人を殺していく。自分を信じてくれた友人さえも必要ならば殺してしまうトムが怖い、それにトムに殺された挙句、最終的には親に信じてもらえず、見放されたジュードロウ演じるディッキーは実は恵まれているように見えて少し気の毒だ。
 トムもトムでディッキーに対する想いが実らず、加えて人格まで否定され、殺してしまう。その自分勝手さが儚く美しかった。
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