華やかな虚像か、しがない実像か、、、
▼以下、ネタバレ含む▼
“嘘”というモンスターが、巨大化していき、関わる人々を不幸に巻き込んでいく。
そして、そのモンスターの生みの親のトムでさえ、制御不能に陥り、悪化の一途を辿っていき、エンド
原作者:パトリシア・ハイスミス
あんたは、ひどい人だ。
原作に書かれているのか気になるところだが、トムの心の中の地下室に閉じ込めている思い出したくない過去、というものが何なのか、、、
どういうものかによっては、トムがやってしまうことへの説得力が損なわれてしまうところだが、その辺はいっさい描かれていなかった気がする。
ジュード・ロウの、奔放、放蕩、刹那
グウィネス・パルトロウの、違和感と女の勘
フィリップ・シーモア・ホフマンの、蔑視
いい演技が満載でよかった。
誰も幸せになってないけども。