しめさば

四月物語のしめさばのネタバレレビュー・内容・結末

四月物語(1998年製作の映画)
4.5

このレビューはネタバレを含みます

元々食わず嫌いなのでこの作品にたどり着くまでに時間が掛かったけれど印象と中身は全く違う物であると実感した。
ストーリーの途中で何とも言えないモヤっとしたところがあって微妙だなと感じてしまった自分が最後にはスッキリサッパリした晴れやかな心になれた。観賞後に心持ちが軽くなる様な映画だと思う。
物語の中間に差し掛かった位辺りで流れが変化していく感じが見ていて分かるのですがその間の小さな日常に潜んでいる一コマを大切にして本人等の言葉や語りを挟まずに心の移り変わりを上手に描かれている感じがし見ていて大きな物を感じた。
言葉や文で伝えずとも見ていればわかることも本当にあるんだなと実感しました。
中には笑いの要素も含まれているので真剣に鑑賞している中に不意に笑ってしまい、主人公と同じ目線或いはその場に居るような同じ気持ちで鑑賞してしまいました。
月日や歳月の経過を少ない描写で描いてある点も凄い感心しみいってしまった。
しめさば

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