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キャバレーのneroliのレビュー・感想・評価

キャバレー(1972年製作の映画)
4.8
■「人生はキャバレー」🕺■
 
 
「午前10時の映画祭」にて鑑賞〜🎬
  
ボブ・フォッシー監督のミュージカル〜♪
同氏は、監督兼ダンス振付師である。
 
第45回アカデミー賞において、監督賞、ライザ・ミネリの主演女優賞、舞台での当たり役を演じたジョエル・グレイの助演男優賞を含む8冠に輝いた名作。
 
 

舞台は、1930年代初頭、ナチズムが台頭しつつあるベルリン。
 
ミュージカルというとハッピーエンドが多いが、本作は、政治的問題、同性愛、女性の結婚、妊娠・中絶など問題を扱っており、深い内容であり、シビアなラストになっている。
 
 
最後、主人公サリー(ライザ・ミネリ)は、ナチスが嫌った退廃的な文化の象徴であるキャバレーに戻り、人間としての自由、女性としての自由をアピール。
 
 
サリーが歌う最後の歌”Cabaret”の歌詞より〜

「ひとりで部屋にこもってないで、人生はそんなに長くはないから楽しんで〜」

「人生はキャバレーよ♪」
 

サリーが歌うショーの最前列には、ナチスの制服を着た男性たちが並び、残り時間が少ないことが分かる。
 
 
エンドロールが印象的〜
無音のエンドロール〜💀
 
ミュージカルって、エンドロールの歌が重要で、映画終了後、観客が歌を口ずさみながら帰るという印象であったが、本作の無音のエンドロールについては寂しい気持ちになった。
 
 
 

■ライザ・ミネリ氏〜♡■
 
 
本作のサリー役。
あの髪型は同氏であるからこそ、可愛く見えるのかも〜笑
 
✔︎父親:ヴィンセント・ミネリ氏
映画監督『恋の手ほどき』が有名。
 
✔︎母親:ジュディ・ガーネット氏
女優『オズの魔法使』『若草の頃』『イースター・パレード』『スタア誕生』が有名。
 

両親とも超有名人だったのですね〜
 
御本人も有名人ですが、人生、大変なプレッシャーだったのでは?
 
途中、アルコール依存症や薬物中毒に落ちいったこともあったそう。
 
 
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