ナツキ

キャバレーのナツキのレビュー・感想・評価

キャバレー(1972年製作の映画)
5.0
glee以来ずっといつか観たいなあと思ってたけど10数年越しに大きなスクリーンで観れて本当に良かった...この機会がなかったら中々50年前の映画には手が伸びないので...午前十時の映画祭ありがとう🙏🙏

まじで申し訳ないけど華やかさや煌びやかを楽しむのがメインの映画やと思ってたからこんなに登場人物の描写がしっかりしてて時代背景も丁寧に描かれててあの時代のあの場所で生きたひとたちに寄り添った映画とは知らず、めちゃ呆気に取られた......ひたすら余韻

ドラァグレースとかあの界隈で何かと話題に上がるライザミネリ、今回でようやく認識した🔥チャーミングっぷりがすごいですね🥲👏🏼歌うときは滅茶苦茶しっかりしてるというかどんと構えた感じで堂々としてるけど、普段はめちゃうわついてふわふわしてすぐ流されそうなあの不安定さとか儚さ🔥
わたしもまつ毛バッサバサのタレ目になろうかなあとか軽率に思った、ほんとにかわいい

バイセクシャルのブライアンもユダヤ人カップルもあのあとどうなったんやろうか、、なんとか生き延びれたんやろうか、、ブライアンがあのときサリーと一緒になる決心をしてたらもしかしたらこのあと迫害されることなかったんかな、とか、もしかしたら今のままでも上手く逃げれてどこかで平穏に暮らせてたかもやけど考えちゃうよね。直接的な描写は少なかったからこそ、最後のキャバレーの客席にナチがめちゃ増えてきてる感じとか、田舎の少年が美しい歌声を披露してるのかと思いきや思いっきし軍歌でみんなでナチス式敬礼してるとかそういう日常的な場面の描写が恐ろしかった

それにしてもブライアンめっちゃかっこよかった、、、、Miss Fameにめっちゃ似てる🙏美🙏

50年前の遠い国の作品に心動かされるってなんか改めて素敵なことというか、こういう作品との出会いがあるからちょっとでも興味あったら映画館観に行こうって思うよな😭😭😭はあああほんとに午前十時の映画祭と休みの日に頑張って朝早く起きて映画見に行く決意をしたわたしよありがとう😭🙏

maybe this timeのオリジナル版を観れただけで感激でした👏🏼
ナツキ

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