はまやらわ

キャバレーのはまやらわのネタバレレビュー・内容・結末

キャバレー(1972年製作の映画)
3.4

このレビューはネタバレを含みます

午前十時の映画祭

最初はロマンティックコメディ。徐々に小さな存在だったナチスの不穏さが忍び込んでくるのも、映画の作りとして面白い。
洗脳といっても良いほどユダヤ人迫害に切り替わっていく町の人々が怖い。

この映画のまったく事前情報を知らなかったので、普通にアメリカにあるキャバレーの舞台裏で起こる悲喜こもごもかと思っていたら、主にステージを見せるだけで、サリーとブライアンの話だった。
さらには、金持ちマックスも加わった三角関係があり複雑化する。サリーとマックスに嫉妬するブライアンの構図かと思いきや、マックスはサリーともブライアンとも寝ていてよくわからない奴。

キャバレーて歌われている歌たちは、卑猥で下品なものもあったり。お金の歌や、一人より二人が良い歌など大きくないステージなのに豪華な作り。
ミュージカルシーンでしか出てこないMCの人も良い味。

以下気になったところ
●ユダヤ人で深窓の令嬢と、ユダヤ人であることを隠していきる男。
●サリーの動きがいちいち可愛い。