ショコラ

キャバレーのショコラのレビュー・感想・評価

キャバレー(1972年製作の映画)
4.2
 ナチス台頭のベルリンを舞台にした人間模様。

サリーと留学生ブライアンの恋、ふたりに絡むプレイボーイの男爵との妖しい三角関係。

身分違いのユダヤ人カップル。

夢見るキャバレーの歌手サリーがチャーミング。

ライザ・ミネリ以外しか考えられない役柄。

ジョエル・グレイ演じるMCの、異彩を放つ存在感。

ショーのきらびやかで退廃的な雰囲気が、暗雲垂れ込める世相を物語っている。

無音の不気味な幕切れが強烈な余韻。
ショコラ

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