このレビューはネタバレを含みます
蟹漁といえば「ベーリング海の一攫千金」みたいな危険で過酷な仕事、と想像してたので、劇中シーンの殆どがカニ缶工場の軽作業描写しか無くてガッカリというか拍子抜け。
後で調べたら、本作の蟹工船は小型の船で漁をして本船で缶詰に加工する作業船なのだと知り納得するものの、劇中の作業には劣悪な労働環境が描かれおらず、伝わってくるものがなかった。
場面転換がないので舞台を見ているような感覚を覚える、中途半端なコメディ要素は必要だったか?と疑問。
終始セリフ調の舞台風演技で萎えた。
本作を観て、1950年に映画化された方に興味が湧いた。