面白い！終盤でいきなり復讐ものに急展開した前作とは異なり、今回はブレず救世主譚一直線。とはいえマックスが完全なヒーロー像に当てはまる訳では無く、基本的に利己的ではあるが結果的に一コミュニティを救うことになり、最終的なヒーローとしての座は他者に譲る渋さ。あくまでたまたまそこに辿り着いただけの放浪者の枠を出ない。かっこいい。
カーアクションも前作の作風から大きくはみ出ることはなく、かつ順当にアップグレードされてる。単純に物量がすごい。怒りのデスロードの原型であろう終盤のタンクローリーチェイスは特に圧巻で、スタントマンが吹っ飛び、車が木っ端微塵になる(凹むとか吹き飛ぶとかじゃなくて、まじで鉄屑になってる)。この頃の質量を感じる荒削りなアクションシーンはやっぱ狂ってて素晴らしいです
あと今更すぎるけど、本作がしっかり怒りのデスロードの基盤になっていることを知った。車のフロントに磔にされる人、沢山の車がインターセプターを追って横転させる展開、ほぼ裸の悪役、あとは前述のタンクローリーの追跡をメインとしたカーチェイス、とかね
