ペジオ

マッドマックス2のペジオのレビュー・感想・評価

マッドマックス2(1981年製作の映画)
3.5
あえて「2」を観る
前作は幼少期になんとなく観た記憶があったが、北斗の拳などに代表されるいわゆる「マッドマックス的」「ヒャッハー感」というのは2作目で完成されたと聞くので……

シンプルな話である故の普遍性
1作目をうろ覚えなので主人公マックスの背景もさほどわからずの鑑賞
だからこそ、椿三十郎やイーストウッドの西部劇における「名無し」の様な「神話」の登場人物感を感じた
何処からかその場にやって来て、問題を解決し、また何処かへ去って行く……
世界観が完成されていれば、それだけのストーリーで面白くなるものなのだ
「少年と犬」好きにはあの世界観はたまらない

CGに頼らない生身のスタントや景気の良い車両破壊が凄い
文明から隔てられたあの広大な荒野の中でひたすら暴力を撮影していたら、もう一般社会に戻れなくなりそうでキャストやクルーが心配になった

ヒューマンガス(様)やウェズなどの悪役の存在感も楽しい
彼らの魅力が後の作品への影響に貢献したんだろうな

ラストは「お前かよ!」ってなった
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