ぽっちゃり院長

メランコリアのぽっちゃり院長のネタバレレビュー・内容・結末

メランコリア(2011年製作の映画)
3.8

このレビューはネタバレを含みます

曲者ラース・フォン・トリアーが描く終末の物語。
惑星が衝突し、地球が消滅するという大きな出来事を小さな世界のみで描いているのが何気にリアルな気がする。
結局はそれぞれ個の世界の最期になるのだから。
冒頭約8分間、映像と音楽に圧倒され、観ているのが修行になりそうな前半1時間。
そして地球消滅までの後半1時間。
姉妹の心の安定性が逆転していく様が興味深い。
全てを理解出来ている自信はないが監督が話すハッピーエンドというのはわからないでもない。
ラストシーンは劇場での鑑賞でなければ衝撃は半減。
下手な3Dより怖さを感じた。
人には全くご紹介出来ない作品ではあるが、苦手なトリアー監督作品の中では一番好き。