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メランコリアのyenのレビュー・感想・評価

メランコリア(2011年製作の映画)
4.0
とても静かで重厚な映画だった。
鬱病患者とそうでない人の決してわかりあえないそれぞれの世界を描いている。
オープニングの絵画のような映像は、不穏な美しさを持ち、一気に映画の世界へと観客をひきこむ。
とにかく映像が美しい。ストーリーはシンプルだが、ジャスティンとクレアという正反対の姉妹が、これまた自分のいるところとは正反対の世界(状況?)に置かれたときの様子が比較されていて、鬱病患者とそうでない人のものの見方・捉え方・感じ方などのちがいを表現している。
正直、鬱病患者を美化しているように見えたけど、ラストにかけて世界はとても静かで安らかな場所のように感じた。ラストシーンでの3人が青い光に包まれる様子は鳥肌がたった。
そしてなにより、キルスティン・ダンストの演技が素晴らしかった。
一回観ただけではたぶんよくわかってないだろうし、感想も言いづらい!
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