カイエの2010年代ベスト10に入っているのを見て、思わず再見。
奇妙な軌道を描く惑星メランコリアが地球に衝突するまでの富裕層姉妹の話。
通常なら、主人公が頑張ってこの危機を回避するんだけど(タルコフスキー作品ですらそう)、この映画ではそんなことは起こらない。
ただひたすら耽美的に、最後は心より信頼できる人達とその日を迎える…
ヘンテコだけど、憂うつな気分の時に見ると何故かスカッとするセラピー映画。
キルスティン・ダンストがヴァージン・スーサイズの役柄を思い出させる気怠い妹を演じていて、とてもいい。