好き。奇妙な冒頭が全てだったのだけど、もうね難しい。手振れによって感じ悪いホームビデオ見てるかのような生々しさ。不穏な音楽も色味も、何か起きそうな不気味な雰囲気なのに!うっとりするほど映像が美しいというバランスが好みなんですよ。
世界の終焉を目の前にして、人々は恐怖に震えるが、鬱の人は諦めの中に苦しみ(生きること)から解放される希望を見たよう。
リムジンの立ち往生、結婚式を切り上げる花婿、レオの大発明品が特にぐっときた。
ヨーロッパの哲学、文学、音楽の知識があればもっとこの監督を楽しめるんだろうけど難しいね。