競走馬の中でハルウララの存在は象徴的だったと言える。私も引退レースの単勝馬券や無事故のお守りことして単勝(当たらない)や立て髪を買ったりしました。
ウマ娘でもハルウララがお気に入りで実際は勝てなかったハルウララで1勝したらゲームそのものに興醒めしてしまったという…
生涯成績113戦0勝…普通なら引退後は行方不明となり…になってしまうところを負け続けたが故に今尚愛され27歳になった今も千葉のマーサファームというところで余生を過ごしているとのことです。
競走馬は喋らないのでひとの勝手な妄想が膨らむ。例えばハルウララの調教シーンを今リハビリ中の自分に置き換えたり、映画でいえば負け続けてもなお次のレースに向かうハルウララに自分の人生を投影してみたり…馬は鞭で叩かれるのが嫌だから走っているだけなのだが…。
そう言えば映画の中にもあるように武豊騎手がハルウララに騎乗したときも後楽園のWINSで単勝馬券を購入したな。。。などのように強烈な思い出となって記憶に刷り込まれるパターンも競馬の魅力だ。
映画は調教師と別れた妻、調教師と厩務員、調教師の娘と厩務員の恋を中心にハルウララを取り巻く人々の人間模様を中心に描かれる。そこには競馬に(競走馬)に対する愛しかない。
弱かったが故にドラマになったハルウララという稀有なパターンの競走馬だが引退レースのシーンは私も思い出して思わず涙してしまった。