リンコロシネマさんの映画レビュー・感想・評価

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アウトレイジ ビヨンド(2012年製作の映画)

3.5



『アウトレイジ』を観ようと思ったきっかけは友人から借りた1冊の本だった。それは『歌うように伝えたい』という本で著者は俳優の塩見三省さん。塩見さんは2014年に私と同じ病気の脳出血で倒れた。

『ア
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アウトレイジ(2010年製作の映画)

3.2



『その男、凶暴につき』で映画監督デビューした北野武監督。刑事とヤクザという違いはあれど武ちゃんはバイオレンスが好きなんだね。。。というかフィルム・ノワールへの強い憧れみたいなものを感じる。

それ
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母性(2022年製作の映画)

3.6

公開直後友人が観に行き、そのレビューを読んで気になっていた作品をようやく観る。

伸ばし伸ばしになっていたのは劇場で予告を観たときに首を吊るシーンがあったから。友人の2人が同様に自らの時を止めてしまっ
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愛唄 ―約束のナクヒト―(2019年製作の映画)

3.2

【生きるってのは時間の長さだけじない】

タイトルに惹かれてレンタルしたら苦手な余命系だった…

そんな中でもミポリン(中山美穂)の芸能人オーラ半端なかったし清原伽耶ちゃんは流石の演技!

主人公のお
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獣道(2017年製作の映画)

4.0

【私は孤独じゃない、孤高なの、孤高の女なの】

伊藤沙莉ちゃん目当てで鑑賞。

いきなり伝説のヤリマン、ヨウコさんとして登場する沙莉ちゃん。。。ちなみにR15指定です。

今やNHK朝の連ドラの主人公
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愛にイナズマ(2023年製作の映画)

3.9

【人生に嘘ばっかりついてる貴方に】

〜ハグは存在の確認〜

理不尽な業界人の荒川(三浦貴大)めっちゃムカつく

その反動で実直な正夫(窪田正孝)がオアシス

BARで熱弁する正夫を見つめる花子(松岡
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終末の探偵(2022年製作の映画)

3.7

酒癖の悪いギャンブル好きの探偵…北村有起哉にどハマりの役柄ですね!北村有起哉の声が良い。私の知らない役者さんばかりだったがキャスティングが全てハマってた。高石あかりでてた?

我々の世代で探偵というと
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ゆとりですがなにか インターナショナル(2023年製作の映画)

4.0

オープニングの感覚ピエロが演奏を始める場面がカッコよかった!テレビは未見だったけど面白かった!さすがクドカンの本ですね〜♫

“ゆとり世代”とか“Z世代”とかよく分からないんだけど仕事柄若者たちと接す
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デシベル(2022年製作の映画)

3.6

【危ない!騒ぐな!】

デシベルとは音だけでなく、振動、電力、電流、電波など色々な分野で使われる単位だが、まぁ一般的には音の大きさを指す単位ですね。

そのデシベルがタイトルになってるくらいなので音が
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アイアンクロー(2023年製作の映画)

4.4

鉄の爪を必殺技に世界を震撼させたフリッツ・フォン・エリック。幼少の頃フリッツ・フォン・エリックがジャイアント馬場にアイアンクローをかけエリックの爪が馬場のこめかみに食い込み馬場のこめかみから血が滴り落>>続きを読む

ゲキ×シネ「天號星」(2024年製作の映画)

4.8

「天號星」=「てんごうせい」と読む。最初なんて読むか分からなかったのよw

久しぶりに観たゲキシネ。やはり満足感ハンパない!間違いなし!!演劇好きな地方に住む私のような者にとっては本当にありがたい。こ
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ふたりのマエストロ(2022年製作の映画)

3.7

父フランソワ:輝かしいキャリアを誇るマエストロ
息子ドニ:才能ある新進気鋭のマエストロ

だがこの親子は様々な理由により確執している。この親子2人の葛藤を描いた感動作。

ある日、父フランソワにオペラ
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僕の町はお風呂が熱くて埋蔵金が出てラーメンが美味い。(2023年製作の映画)

3.9

ハマってるわけではないが、このところご当地シネマが続いている。そのどれもが低予算で撮られているがどの作品も良作。

ラーメン、銭湯、埋蔵金…とりあえず集客できそうなワードを並べただけかと思いきや、観終
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一献の系譜(2015年製作の映画)

3.9

【裾野市生涯学習センターで行われた能登半島地震支援チャリティー上映会にて鑑賞】

「酒造りとは神事なり」…日本の風土の中で育まれた酒文化は神社で行われた相嘗(あいなめ)という行事に基づいています。これ
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釜石ラーメン物語(2022年製作の映画)

4.1

“麺は細いが絆は太い”

人情、根性、釜石ラーメン

例えば………ライブ目的に上京してメインの目的を前に時間があったから目の前の看板を見てつられるようにフラッと入った落語会でめちゃくちゃ良い人情噺を聴
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アナログ(2023年製作の映画)

3.6

無類のレコード好きの私は『アナログ』というタイトルだけで食いつくw…が、アナログレコードとは当然関係ないww

2017年に発表されたビートたけし著による恋愛小説を『ホテルビーナス』や『鳩の撃退法』な
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オッペンハイマー(2023年製作の映画)

3.5

バーベンハイマーのおかげで日本公開が危ぶまれた『オッペンハイマー』がアカデミーのおかげでようやく日本公開にこぎつけた。

されど私にはオッペンハイマーは原子爆弾を発明した人くらいの知識がないまま鑑賞。
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赤×ピンク(2014年製作の映画)

3.3

【世の中にはいろんな人がいる】

泥んこプロレスあり、ポロリあり、コスプレあり、SMあり…要はキットファイトですが…時折ガチな格闘シーンもある…。

総合格闘技というよりプロレスだけど、、、ちなみに私
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スキヤキ・ウエスタン ジャンゴ(2007年製作の映画)

2.9

マカロニウエスタン=イタリアの西部劇
スキヤキウエスタン=日本の西部劇

といったことですね。

三池崇史監督はこの映画で“K点越え”…つまり黒澤(明)越えを目指したのだそう…うーん、どうだろ?ちょっ
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デューン 砂の惑星PART2(2024年製作の映画)

3.7

IMAXレーザーにて鑑賞✨もう音が圧巻でした!!!

前日Part1を観て予習したのですが圧倒的な情報量に私の演算能力では物語に追いつけず…しかし!重低音轟音環境のIMAXで観たので満足感ハンパないで
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海の上のピアニスト 4Kデジタル修復版(1998年製作の映画)

5.0

【僕の音楽は渡さない】

『ニュー・シネマ・パラダイス』の巨匠ジョゼッぺ・トルナトーレ1998年監督作品『海の上のピアニスト』が劇場公開されているのを知る。

上映劇場を調べてみると静岡県東部地区では
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DUNE/デューン 砂の惑星(2020年製作の映画)

3.3

IMAXに飢えているので上映中の『デューン 砂の惑星 PART2』を観るために予習。

あまり得意な分野ではないがアカデミー10部門ノミネート、うち6部門受賞という輝かしい結果を持つ映画なので映像や戦
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青春ブタ野郎はおでかけシスターの夢を見ない(2023年製作の映画)

3.5

「金髪豚野郎」の泰葉発言同様インパクトのあるタイトルなので劇場でかかっていた時から気になっていたのだけどこれはシリーズものだったのですね。

見始めはてっきり学園ロマコメかと思って鑑賞していたのだけど
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世界から猫が消えたなら(2015年製作の映画)

3.2

「何かいい物語があってそれを語る相手がいる。それだけで人生は捨てたもんじゃない。」

いよいよあっちに逝くとき…臨終間際に聴きたい曲は決まってる。では最期に観たい映画は?…なんだろう。分かんないや。
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青春ジャック止められるか、俺たちを2(2024年製作の映画)

5.0

セックス・ピストルズやクラッシュ、アナーキーなどパンク・ロックと同じくらい私の人生を変えたといっても過言ではないのが若松孝二監督。

最初は映画監督としての若松孝二に興味を持ったのだが田舎ではなかなか
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映像研には手を出すな!(2020年製作の映画)

3.7

映画というのは妄想を具現化する作業なのだな。ずっと前に観てそんなことを思った。つまり2度目。

アイドルのことは詳しくないので元乃木坂46の齋藤飛鳥主演、乃木坂46の梅澤美波と山下美月が競演という知識
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かごのない鳥(2023年製作の映画)

3.8

私の住む地元の病院がロケ地ということで地元からほど近い三島の劇場での先行上映にて鑑賞。

やはり地元の映画ということで場内はお客様でいっぱいでした。

いわゆる白い巨塔=医療現場で実際に起こっているで
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アンダーカレント(2023年製作の映画)

3.8

この映画も封切りと同時に入院してしまい劇場で見逃した作品。ようやく観ることができた。

「人をわかるって、どういうことですか?」

分からんよね。自分のことすらなかなか分からないのに…

「アンダーカ
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エリザベート 1878(2022年製作の映画)

3.5

シネコンでこの映画がかかっている劇場の前を通った時にエリザベートが中指を立てているポスターを見て気になっていたのだが、そこまで過激な反体制映像ではなかった。

様式美にこだわる帝国の形式とは真逆の現代
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白鍵と黒鍵の間に(2023年製作の映画)

3.9

ジャズピアニストの物語ということで公開前から楽しみにしていた映画なのだが公開と同時に私が入院という憂き目に遭ったため未見に終わっていた作品をようやく観る。

昭和末期の銀座のキャバレーを舞台にジャズと
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狎鴎亭(アックジョン)スターダム(2022年製作の映画)

3.3

『犯罪都市』のマ・ドンソク製作・主演作品

人生崖っぷちの2人の男がタッグを組んで美容整形業界の頂点を目指す姿を描いたコメディドラマ。そうか…整形大国の韓国ならではの主題であるな。

これまでマブリー
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よりそう花ゝ(2019年製作の映画)

3.6

事故で下半身不随になった息子(青年)と2人暮らしをしている葬儀人で頑固な父親。ある日、隣に天真爛漫な母親と好奇心旺盛な娘の母娘が引っ越してくる。生きる希望を失っていた父子が、過去を乗り越え前向きに生き>>続きを読む

52ヘルツのクジラたち(2024年製作の映画)

5.0

〜 52ヘルツのクジラの由縁 〜

ヘルツとは音の高さを示す数字のこと。例えば人の男性の話し声の周波数は通常500ヘルツであり、男性よりも声が高い女性の話し声は1000〜2000ヘルツである。

ちな
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映画ドラえもん のび太の地球交響楽(シンフォニー)(2024年製作の映画)

4.0

臨場感体感上映7.1chDolby Atomosにて『映画ドラえもん のび太の地球交響楽(シンフォニー)』を鑑賞。

映画が始まり前半部分では思っていた内容と違っていて戸惑いを感じた。

が、、、マエ
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ネクスト・ゴール・ウィンズ(2023年製作の映画)

3.5

2001年に実際に起こったサッカーワールドカップ予選史上0-31という歴史的最悪なスコアで大敗したサモア。せめてチームに勝利どころか1点を取らせてほしいと依頼され派遣されたトーマス・ロンゲン監督を中心>>続きを読む

悪魔がはらわたでいけにえで私(2023年製作の映画)

4.8

基本的にはスプラッタームービーなのかな?でもホラー、オカルト、ゾンビ、SF、コメディー、スリラー、ミュージカル、ロマンス、などなどの要素がてんこ盛りでした。

私には最高に愛しいファンタジー映画でした
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