さーやorべりす

カエル少年失踪殺人事件のさーやorべりすのレビュー・感想・評価

カエル少年失踪殺人事件(2011年製作の映画)
3.2
韓国の未解決事件の映画。
5人の少年が遊びに行ってそのまま帰らなくなった。
そこから失踪事件として捜査していくが骨が見つかり、それでも犯人は見つからず時効を迎えてしまったという事件をもとに、警察、家族、教授、取材記者がそれぞれどういう捜査をしていたか、されていたかなどがメインのお話。

未解決事件をもとに作られているのでもちろん最後にご遺族に対してのテロップも出る。

だからストーリー上で「こいつ犯人やん!」みたいなのも創作であるとした上で見ると「なんで今捕まえれんのん?」みたいなツッコミができなくなる。

けれど、この映画はそれぞれの視点がテーマなのかなと思った。
例えば疑われてしまったご家族なんてあるある設定だけど、虐待を隠したかったのではないかとかちらっと思っちゃったし。

教授も強気だったよね。

もちろん解決してほしくない他人は登場人物に出てこなかったけどこんな捜査をしました、こんな仮設を立てました、こんな気持ちでしたとか、そういう結果に至るまでのそれぞれの視点を見れる映画としてよかったです。

惨殺なシーンなど韓国映画だと期待されるかもだけどこれに至ってはないと思いました。