ニーナ

カエル少年失踪殺人事件のニーナのレビュー・感想・評価

カエル少年失踪殺人事件(2011年製作の映画)
3.3
韓国三大未解決事件の1つを元にした作品。
これで三作品全部観終えた。

みんなあの子の事死んだと思ってる。誰も死んでないよと言って否定してくれる人がいない、と泣きながら語ってる母の姿がつらすぎて心苦しい。

昔の技術が足りなくて捕まえられなかったのか、証拠が不十分で捕まえられなかったのか・・・
子供の親を疑った時に感じた妙な緊迫感が後半にやるせなさに変わり、気付いた時には誰を疑えばいいのか分からなくなってた。
結局みんな誰かを疑い犯人にして安心したいんだなって

こんな事をした犯人を同じ目に合わせてやりたいとうセリフと赤いマントがさらに物語を切なくした後に、お父さんはきっとそこにいるだろうという監督の思いを込めたラストシーンが泣けました。